2015年10月29日木曜日

冬の日に



冬の日に
1120日(金)~30日(月)
※会期中のお休み 24日(火)

那須早苗(編物)高見由香(織物)桑原典子(磁器) 


11月には、冬の入り口というイメージがあります。
明るい時間が、だんだん短くなって
空も灰色をしていることが増え
草木もすっかり枯れて色がなくなっていく

雪が降る前のピンとはりつめた空気が、少し心地よかったり
さぁ冬が来るぞ、と意気込んでみたり。

いろんな気持ちを巡らせながら、北に暮らす人達は
この季節を過ごしているのだろうなあと思います。

そんな「冬の日」は憂鬱な部分もありつつ
やはり厳しくも美しい季節で
街が雪に覆われて音が消え去る静かな空気は
やはり特別なものですし
冬ならではの愉しさがある気がするのです。

冬の入り口。冬の風景、空の色、家のあかり
色が無い世界だからこそ惹かれる色。

冬の日を、共に過ごす暖かなものを
3人の方にお願いして準備を進めています。

雪の降る土地に暮らす人達ではないのですが
皆さん寒い寒い北国のことを想像しながら手を動かしてくださっていて
きっと素敵なものが届くと思います。

展示でご紹介する3人の方達については
またこちらで少しずつご紹介していきますので
11月の後半まで、じっくりお楽しみいただければ幸いです。